2013年3月3日日曜日

人力飛行機


 これを自分が「つくったもの。」としてブログに残すのはいささか違和感がなくもないがそれを言ったらプラネタもカメラも共同製作だから何も言えないので書いておこう.

 毎年夏,琵琶湖で鳥人間コンテストという大会が開催される.それに出場するための人力飛行機を製作するサークルに私は所属していた.そこで私はフレーム(パイロットが搭乗する部分)を組み上げる部署にいた.

 
 我々が製作した人力飛行機の外観(一部).矢印で差された白い部品の中にあるものが自分が担当した部分である.機体が完成すると自分の担当箇所が全く見えなくなるのが悲しいところ.


 フレームの外観.CFRP製パイプをつなぎあわせて組み上げている.これにパイロットが座るための椅子とパイロットの漕ぐ力をプロペラに伝えるためのギアボックスが取り付けられている.

 フレームに取り付けられている椅子.フレームの構造自体は例年の形状と大して代わり映えしないものとなっているがこの椅子の形状は私の代に始めて採用されたものである.

 パイロットの身体の形状を石膏で型取り,それを元にして発泡ウレタンをコアにしたCFRPモノコックの椅子となっている.また,CFRP製パイプのハンドルが椅子と一体化されている点も特徴となっている.
 
 大会での結果こそ芳しくなかったが,大人数で一つのものを作るというのはとても良いものであった.

0 件のコメント:

コメントを投稿