2013年3月3日日曜日

人力飛行機


 これを自分が「つくったもの。」としてブログに残すのはいささか違和感がなくもないがそれを言ったらプラネタもカメラも共同製作だから何も言えないので書いておこう.

 毎年夏,琵琶湖で鳥人間コンテストという大会が開催される.それに出場するための人力飛行機を製作するサークルに私は所属していた.そこで私はフレーム(パイロットが搭乗する部分)を組み上げる部署にいた.

 
 我々が製作した人力飛行機の外観(一部).矢印で差された白い部品の中にあるものが自分が担当した部分である.機体が完成すると自分の担当箇所が全く見えなくなるのが悲しいところ.


 フレームの外観.CFRP製パイプをつなぎあわせて組み上げている.これにパイロットが座るための椅子とパイロットの漕ぐ力をプロペラに伝えるためのギアボックスが取り付けられている.

 フレームに取り付けられている椅子.フレームの構造自体は例年の形状と大して代わり映えしないものとなっているがこの椅子の形状は私の代に始めて採用されたものである.

 パイロットの身体の形状を石膏で型取り,それを元にして発泡ウレタンをコアにしたCFRPモノコックの椅子となっている.また,CFRP製パイプのハンドルが椅子と一体化されている点も特徴となっている.
 
 大会での結果こそ芳しくなかったが,大人数で一つのものを作るというのはとても良いものであった.

2013年1月28日月曜日

カーボン小物

 私の所属していたサークルは作業でカーボン製品を扱うことが多かった.そこで作業中に出てくるカーボン板の端材などを利用してUSBメモリなどを製作した.

これはフタ付きUSBメモリ.既成品のUSBメモリの周りをカーボン板で覆うようにして製作されている.フタをすると一見ただのUSBメモリに見える点が特徴.

 これはスイング式のUSBメモリ.3つ製作され,2つは後輩へのプレゼントになった.関節となる金属はアルミ削りだし.

 開くとこんな感じになる.

横から見た図.U字になっているカーボンはウエット積層で製作されている.写真からは分からないが,U字部に穴が開いているのでストラップなどを付けることができる.

その他のカーボン小物と一緒の写真.一番左は入部時に製作したキーホルダー.その隣は1Kのクロスプリプレグの1ply板.栞として使用している.しなやかさと強度の塩梅が調度良くお気に入りの品.

サークルを引退してしまったため,カーボンが気軽に利用できなくなり悲しい.

2012年12月4日火曜日

マクロスFより シェリル・ノームのイヤリング

 マクロスFよりシェリル・ノームのイヤリング.作中ではキーアイテムとして登場している.
 ずっと自分のtwitterアイコンにもなっているぐらいお気に入りの品.
 こういうものはコスプレアイテムとして市場によくあるのだが作品内の形状とまともに一致した製品がないことが不満で作り始めたような気がする.(あったとしても買わなかったとは思うが…)
 TV1話EDの3DCGを参考にして製作した. 未完成作品.

サイズはメイン部分が高さ5cmといったところ.イヤリングとして使用する予定はないのでディスプレイ仕様のサイズになっている.イヤリングとして使うならもう少し小さいものになると思う.

 
 金属パーツ.アルミ削り出しというとカッコいいが,ハンズのアルミ板にハンドドリルで穴を開けてニッパーで切断して外形を出し,棒やすりと紙やすりとコンパウンドのみで形状を出すという力技が炸裂している.高校生の時はそれぐらいしか使える道具がなかったんだ…
 下の写真はパーツを切り出したあとのアルミ板

フォールドクォーツはアクリルブロックからの削りだし.これも金属パーツと同様の方法で製作されている.着色はアクリル用の染料を用いた

 最近先端部のアルミ球を製作したのでイヤリングの下側が完成した.簡単なスタンドを作ったら結構良い感じに.

このアルミ球,ボール盤で噛んだアルミ棒に金やすりを押し当てて形状を出している.我ながらロクな加工してないなと思う.

現在製作はここでストップ. 完成したら着けてみたいとかいう人がいたらモチベーション上がるんじゃないだろうか.いないか

3/26追記
少し前のことになるが,イヤリングが完成した.検索などでこちらに来た人はこちら

2012年11月9日金曜日

紙製一眼レフカメラ

 高3の夏の物理実験の一つに工作用紙とレンズで簡単なカメラを作り,印画紙の現像体験をしようというものがあった.実験のときのカメラは牛乳パックで作ったピンホールカメラのような簡単な作りだったが,ピントを合わせてから印画紙を装着しに暗室に戻らないといけないなど面倒な点が多かった.
 そこで@sgm8265と一眼レフの仕組みを利用したカメラを製作した.

 カメラ外観

 伸びます.光が漏れてこないように伸縮部の断面はS字になっている.


 上のように真鍮バーを下げると…


 カメラ内部のミラー(ミラーアクリル)が上がる仕組み.
 
 ペンタプリズムの代わりになる部分.カメラ上部にミラーと塩ビシートのスクリーンがある.
 レンズの前をスリットをスライドさせることでシャッターを切る.いろんな幅を用意したけどほとんど使わなかった.

 しぼり.これも使ってない.

 これを使って撮った写真.賞状の文字もうっすら確認できる.

上の写真をネガポジ反転したもの.

2012年10月21日日曜日

レンズ式プラネタリウム投影機

 高校では物理研究部の工学班というところに所属していた.そこで作ったもの.
 これは私一人の製作物ではなく3人の仲間による合同製作物である.
企画・発案・光学設計・星選定・ドーム製作を天文班・工学班の@shearline君
機器製作を私
星座標から恒星原板への座標変換ソフト製作をPC班で後輩のE君が担当した.


 これまではピンホール式の投影機でプラネタリウム上映を学園祭で行なっていたが星の明るさなどが不満でレンズ式投影機の製作に着手した.

 機器全体での遮光は無理との考えから投影機はユニット化された.これが26個球状に並んで星を投影する.投影ユニットには市販の塩ビ管と継手を利用.

 投影ユニットの中は簡単に書くとこんな感じ.レンズの制約が厳しかった記憶がある.

 光源は白色LEDを採用.生基板を適当にマスクしてLED点灯用のパターンを切る.銅箔のおかげで遮光は十分.

 選定した星データを座標変換して正32面体の各面に対応するようにプロットする.ドットの色が星の明るさを表している.
 星の明るさに対応した穴をアルミの恒星原板に開ける.穴径は最小で0.2mm.

 
恒星原板を塩ビ継手にセットした様子. 

 投影レンズ部は別パーツになっている.わらわら

 
セットアップ待ちの投影ユニットたち.

 投影ユニットを取り付けるアクリル半球.

 半球の間には軸を支持するための板が挟まっている.投影ユニットとの干渉を回避するために半楕円の穴を開けている.

 上面側のユニットを取り付けたところ.

 投影ユニットのLED用電源を分岐するターミナル.球中央部に配置するためコネクタが放射状の配置になっている.

上下の半球に投影ユニットを取り付けたところ.

 台座はアルミ板とアングル材から製作.北緯35度での星空を再現するために35度上面が傾いている.
  投影部はステッピングモータによって45度ずつ回転させることができるようになっている.これはその制御基板.発熱とかよくわかんないからとりあえずヒートシンクつけてる感がたまらない.

 プラネタリウムのドーム.ダンボールで球面を近似したドームを製作している.エアドームを作るという案もあったが手が回りきらなかった.

 ドーム内に設置される投影機.

 ドーム内に生まれる星空.初投影のときの感動は忘れられそうにない.

 投影部を回転させてバルブ撮影した写真.

旧投影機の星と新投影機の星を同条件で撮影したもの.星が比較的大きいことや色収差などが問題点ではあるが.明るくはっきりした星になっていることがわかる.



この投影機は未だに学園祭で運用されている.いいかげん誰か改良してくれないかな…